モデルはオビツ11のチビリョー、ルー、ハナ、ヒカリン いろんな時代や地域の服を作ってみるシリーズその3。こちらは「清朝フォーマル服」。 中国は清の時代の官吏の礼服ですが、あの世での出世を願って庶民の埋葬着としても用いられました。 埋葬着は黒っぽいものが使われていたようですが、実際の官吏の服は身分によって色柄にルールはあるものの、 その範囲内でそれぞれにオシャレを楽しんでいたようで色柄はいろいろあるみたいです。 首にはサンゴのロングネックレス。それぞれビーズの色を変えてみました。 左から紺×グリーン、エンジ×ピンク、黒×ブルーグレイ。ピンクが女の子用というわけではないのですが 男女どちらにでも似合うようにカラバリをそろえてみました。 胸のところには刺しゅうの飾り布。本当は虎の絵などを華やかに刺しゅうしてあるようですが、 花柄プリントにタティングモチーフを縫い付けて表現しました。モチーフは子どもが描いた絵のような ユルカワイイ動物モチーフをデザインして作ってみました。耳がダブルピコで地味に手が込んでます。 帽子には水晶の飾りと孔雀の羽飾り(武官の場合は狐のしっぽ)がお約束なので、 クリアのビーズと孔雀っぽくなるようにデザインしたタティングモチーフを付けました。 花柄プリントのシャツと無地のズボン、無地の上着ネックレス付きに帽子のセットです。 そしてやっぱり日本の衣装も欲しいよね、という事で作った「ロマン水干」です。 正確な歴史衣装の水干ではなくて、コスプレ感覚でアレンジした水干風衣装なので、ロマンなのです。 紺袴は牛若丸風、緋袴は静御前風です。白拍子風だと袴は長く引きずりますが、 それだと扱いづらそうなのですそでしぼりました。 平安時代の服装は布の沓(くつ)なので、ローファーとかスニーカーを合わせても悪くはないのでは? というわけであえてのスニーカーと、いかにも似合いそうな草履を合わせてみました。 烏帽子のヒモは試作の左はちょっと短かったので販売用は右の長さになります。 中の着物は水色。緋袴の方はピンクです。 袴は洋服と和服の中間のような仕立てで、普通に後ろ開きで着せ替え出来ますが単なる バルーンパンツではなく、脇に開きを作ってちゃんとした袴らしさを出しました。 中の着物、袴、水干、烏帽子のセットです。水干は後ろ開き。 烏帽子の合皮とヒモは素ヘッドに三か月ほど巻き付けっぱなしにして色移りしていないことは確認済みです。 ソフビヘッド以外は未確認です。