今回はいつものチビ兄妹のお話ではなく、少し成長してガナッシュが小学生、 タフィーとジェラートが幼稚園に通っている頃のお話です。 今日は2月14日、タフィーとジェラートが先に帰宅していた家に、 ガナッシュが小学校から帰ってきました。 どさどさっ ジェラート「あー!おかしがたくさん!!」 タフィー「おにいちゃんそれどうしたのー?」 ガナッシュ「お母さんコレ……バレンタインチョコ、いろんな女子から もらっちゃったんだけど……どうしよう」 母「あら、ガナちゃんってモテモテなのねぇ」 ピクッ 「あ―――!!おにいちゃんそれでニヤニヤしてるー!!」 「ニヤニヤはしてないって!!」 「バカー!!おにいちゃんのバカ――――!!ムキィィー!!!」 「なに怒ってんだよ!?」 「うあ――――ん」 「はいはいタフィーちゃん、こっちいらっしゃい」 「一体なんだってんだよ、もう……」 「グスッグスッ」 「……タフィーちゃん、お兄ちゃんがよその女の子と仲良さそうだったから、 ヤキモチやいちゃったのね?」 「じゃあタフィーちゃんもホラこれ。 お兄ちゃんにバレンタインのチョコレートあげようか?ね?」 コクン : : : 「こういうのってさー、もらったら、おかえししないといけないんだよ」 「わかってるよそのぐらい…… あっコラ!!勝手に食うな!!」 「おにーちゃんおにーちゃんおにーちゃ―――ん」 タッタカター 「これっ!!バだンタインチョコあげる!」 「あー!!なんだよーにいちゃんばっかりズルいなぁ」 「どうっ!?うれしい?うれしいっ!?」 「う……うん…ありがとう」 「……じゃあ3人で分けようか」 「うんっ!!」 「くれー」 こんな大騒ぎになるのなら、この次にチョコレートをもらったときには タフィーとジェラートには絶対に見せないようにしよう、と密かに心に誓ったガナッシュでした
あとがき 今回はチビ兄ちゃんではなく、初のまめ兄ちゃんとチビ2人のお話でした。 この頃のタフィーはお兄ちゃん大好きっ子で、兄ちゃんはいつも追いかけられていて ちょっと困惑気味。そんな2人の様子を淡々と見つめる末っ子のジェラートは、 冷静な子どもになりましたとさ。そういえばタフィーの初チョコレートの相手は お兄ちゃんなんですね〜……後でお父さんがいじけてなければいいのですが。 お菓子はリーメントとメガハウスのかなりいろいろなシリーズが混ざってます。